国産アーカイブツールの「LZH」が世の中から姿を消す事に。。。
理由は微妙な話。
2010年6月5日付けで発表された作者のページによると。。。。
圧縮ファイルがアンチウィルスのチェックを逃れる脆弱性が見つかる
→原理的に同じ物だが、ZIP/CAB/7z等は脆弱性として受理、 LZHは非受理
→アンチウィルスにLZHの検査ができない脆弱性があるため、LZHは使うべきではない
一言では言えば、ウィルスの検疫ソフトが認識できないから、逆にセキュリティーホールになってしまう。のが理由らしい。時代の流れと言えば、仕様がない事なのかもしれないが、lzhファイルを、ウィルス検知ソフトが認識できないというのもすごい。どうなのよ?各ウィルスソフトベンダーの力量って?と野暮な突っ込みは置いておいて、zipファイルであっても、パスワードがかかっていれば検疫できないのだから大差ないだろうに。。。昨今はzip全盛なので、そもそも使われてないじゃん!というコメントが巷に沢山あふれている。確かにその通り。昔はzipファイルが有料だった為に、無料で圧縮できるソフトをという事で作者が仕事用に作った圧縮形式がlzhの始まりだった。私も聡明期には、色々お世話になった事があるこのツール。出たての頃はzipと比較してRARと台頭してlzhがもてはやされた。結局の所、Freeのzipが登場して、国産品はその地位が段々さがってくる事になるのだが。。。
ここで注目しておきたいのが、zipとlzhの格の違い。
そもそもzipもlzhも出身母体は個人の開発者である。個人の業務効率を考えて開発されたもの。この普及の具合の違いはなんだろう?どうしてlzhは流行らなかったのだろうか?まあ、理由は沢山あるとおもうが、大きな壁の一つは言語なんだろうなぁ。結局の所、zipはインターフェイスからドキュメントに至るまで、基本が全て英語。それにくらべてlzhは日本語。是では勝ち目はない。ガラパゴス化である。作者が基本的に世界的な普及を試みなかったから仕様がないと言えば仕様がない。ただ、日本発のものが非常に少ない我々の業界で、スタンダードになる可能性があったものに対して、もっと色んな人が色んな形でプロモーションをうまく出来ていれば。。。。日本発、世界標準な「庶民派ソフト」が誕生していたかもしれない。と考えると切ないものである。
ちなみに、作者側は、今後開発を一切やらないという事なので、次期バージョンの各OSからlzhの拡張子が非対応になるのも時間の問題と思われる。世の中に認知されている拡張子(windows/Mactともに現状はサポート)が消滅するという事が実際にあるんだ。と珍しい経験に遭遇した事にもなる。




