先日(といっても一ヶ月ほど前)、IT業界の最初の「寵児」だった「Netscape Navigator」の完全終了のニュースが流れた。
私がインターネットと出会った頃、この世に「ネットスケープ1.0」は誕生した。
言わば、私にとってのインターネットの歴史とほぼ同じ時間が過ぎてきた事になる。
数年前から、インターネットに携わった人にしてみれば「Netscape Navigator」というブラウザーの存在すら知らないのかもしれない。現在は「FireFox」というMozillaプロジェクト発のフリーのブラウザが市場に出回っているが、簡単にいうとそれの前身だと考えれば話が早いかもしれない。
現在市場シェアの上位にいるマイクロソフト社の「インターネットエクスプローラー」がバージョン2.0だった頃Netscape社の「ネットスケープナビゲーター」は市場の9割を席巻していた。
そのうちWindows95〜98の発売に伴いマイクロソフトのたくみなマーケティング戦略とネットスケープ自身の製品の粗悪さ(毎バーションどっかしらバグが存在していた(〜Ver4.5あたりまで))が、影響して結局の所、市場シェアの1割を切り、完全撤退となった訳だが・・・・。
当時のネットスケープは、英語版と日本語版のβ版が出荷されるタイミングにタイムラグがあり、次々と登場する新機能が使いたくて、英語版の方(常にこのバージョンからアップグレードされる)を一生懸命ダイヤルアップ回線を使ってダウンロードしたものだった。(今はなき、インターネットマガジンの付録CDにネットスケープが同梱されたのはもうちょっと後)今では考えられないが、ブラウザーをダウンロードするのに約3−4時間かかっていた事を思い出す。いったいいくらの電話代とプロバイダー代がかかっていたのだろうか?今では全く想像もつかない。。。
ネットスケープのすごいのは、パソコンで使うブラウザーだけではない。サーバ側のアプリケーション
「ネットスケープサーバー」も存在していた。今でいう「Apach」の代わりである。これまた当時はこの世にApachが存在せず、こちらもしばらくの間独占していた。逆に私がITの世界にどっぷりつかるようになってからも有償版として、長い間、色々なプロバイダーで使われてたハズである。こちらもブラウザーと同じようにあっ!という間に市場から消え去ったのだが・・・・。
正直ネットスケープ世代を知るものとしては、頭で理解はできているが、「ネットスケープ」という名前が歴史だけのもの(過去の遺産)になると聞いて、正直胸が締め付けられる思いである。ITはよくドックイヤーと言われるがほんの10年近く前「デファクトスタンダード」と言われていたアプリケーションが世界から姿を完全に消してしまうのである。
いやいや、ホント怖いな。IT業界。
日夜、ネットサーフィンをした時に愛用していたブラウザはネットスケープ。インターネットエクスプローラが、まだまともにHTML2.0に対応できずホームページの表示に悪戦していた頃から、まともに機能していたブラウザーな「ネットスケープ」
今の私のITの知識の源は、みーんなネットスケープに運んできてもらったようなもの。
そんな歴史の一部となったネットスケープは、今日現在市場には出回っていない。
敬意を表してお礼を申し上げたい。ありがとう。そしてさようなら。





コメント (2)
アウトソーシング部のOです。
日本でインターネットが認知され始めた頃って、「Netscape Navigator」が当たり前でした。
このころHPの企画作成に携わっており日本語で書かれたタグのマニュアルがなく、ブラウザでソース表示させて試行錯誤していたのを思い出します。
昔を思い出すと色々な手でHP獲得してたの思い出しました。^^;;
投稿者: k.o | 2008年04月09日 08:56
日時: 2008年04月09日 08:56
K.o
そうなんだよね。我々?の世代は「ネスケ」で育ったんだよな。バージョンアップの度に使えるタグが増えて、中々熱い時代だったかも。でもさ。日本語のタグがなかった世代って書くと年代バレバレだ(笑)
投稿者: yanaka | 2008年04月10日 17:09
日時: 2008年04月10日 17:09