今日登場するのは、設立2期目から一緒に働いてくれているH君(当時20歳前半)。
この彼から、私は色々な事を学んできた。
業界に慣れている私にとっては、当時の彼の一挙手一投足がめずらしかったかもしれない。今回は、そんな彼に時間の概念の違いを教わったお話。
ある日の夕方(18:00頃)。クライアント向けの企画書を作成する事になった。さして、急ぎではなかったので・・・
当時、新人のH君は、私の下で修行中。
この頃は、アシスタント業務として、H君の主な仕事は私の手伝い。この手伝い。後で解った事なのだが、私の手伝いというのは、結構つらいモノらしい。
と余談は置いといて、その企画書の作成のお仕事。納期は3日後だったので、明日中に骨子を作って、明後日には完成。そして3日後には提出しようと考えていた。なのでT君には、明日の朝までに骨子のたたき(あくまでもたたき)を作っておいてもらおうと考えていた。ただ、そんなに急ぎではなかったので
当時の彼に
私 「この企画書、骨子を作っておいて、今日中じゃなくていいから・・・・」
H君「はい。わかりました。でいつまでに?」
私 「うーん。そうだな。明日の朝一で確認したいかな。」
H君「・・・・。はい」
この時、彼がYesSir!と言わなかったのがちょっと気になったのだが、まあ無事に企画書を作成し
3日後にクライアントに提出を終えた。
それからしばらくたったある日。H君ほか数人と一緒にランチ。
その席でH君がとなりのスタッフT君と会話していた。
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H「谷中さん、すごいんだよ。」
T「何が・・?」
H「この間企画書書かされたんだけど、納期がすごい!」
T「どんなふうに?」
H「急ぎじゃないんで、今日中じゃなく、明日の朝一ね!だって」
T「なんじゃそりゃ?」
H「だろ・・・?」
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正直、私は何を言っているのか意味不明。
私にとって「明日の朝一」というのは、
今日帰るまでの間に仕上げなくてもいいから
明日の朝までに仕上げておいてね。の意味。
もっと砕くと、今日の終電までに気合いを入れて仕上げなくてもいいから、明日の朝始業までに仕上げてくれればいいよ。要は、夕方(18:00)〜終電(24:00)の6時間という短い時間で仕上げするなんてつらい事はいわないから、明日の朝(10:00)までの16時間あげるから、しっかり作ってね。という意味あいだったのだが・・・・。
結論からいくと、今日中じゃなくて、明日の朝までという気遣ったリクエストは、何もうれしくなかったらしい。それって帰るなって事?だったら今日は徹夜でやれ!と指示を出してくれ。という事だった。
ふーむ。それまで広告業界出身の私としては、今日中なのか明日朝までなのかは大きな違いだった。
他にも金曜日の夕方に、今日中じゃなくっていいから月曜の朝一ね。と言われるのも同じ。
※ここでいう広告業界=徹夜当たり前という意
なにがつらいって今日中という言葉ほどつらい事はない。だって、終わらないと帰れないんだもの。
しかもアシスタント(当時の私)としてみたら、今日中の場合、仕事を依頼した先輩の確認をしてもらう時間を考えると正直、かなりのプレッシャーだった。出来が悪いと、待たせている先輩の帰る時間も遅くなるからである。
なので、そんな不要なプレッシャーを与えてはならないと思い、今日中ではなくって明日の朝までね。と気を使ったのである。しか〜し・・・・。どうやらそれは世間一般的な考え方ではなかったらしい。
彼にしてみれば今日中ではなくて良いという前置詞は、前者の優しい言葉ではなく、明日の朝までというプレッシャーを中途半端に回避させたフレーズでしかなかったのである。しかも、回りくどく言うよりは明日の朝まで、と言った方が真意は別にしても結論は見えやすいようである。業界が違えば、言い回しの違いが顕著である。
すぐに、他のスタッフにも確認してみた。どうやらT君と同じ意見の様子。この日から「今日中じゃなくっていいから」という前置詞を使うのをやめたのは言うまでもない。





コメント (1)
遅くなりましたが
今年もよろしくお願いします。
私も、明日の朝までと言われたら結構ビビリます。
ま、今の職場でも良く聞く言葉なんですよねぇ~
私は「努力します」って答えが多いんですが・・・
コレってずるいですかねぇ(笑)
投稿者: SHIO-P | 2008年01月20日 00:31
日時: 2008年01月20日 00:31