先日、ニュースを眺めていたら、「アニヤ・ハインドマーチ」が話題になっていた。
有名ブランドのエコバック発売ってことらしい。
まあ、どんな売れ行きだったのか?どんなトラブルが起きたのか?は
沢山の情報が出回っているので、ここでは割愛。
といより斜めから眺めてみる。
コンサルティングの手法で言う所の、現状分析と経緯把握という所。
今回の騒動は、有名ブランドにおける役割と価値のバランスが
完全に崩れていた結果(甘さ)と分析できる。
そのブランドの持つ本来の「価値」と「目的」と「伝達(メッセージ)」のバランスが
崩れた結果起きた事故みたいなものだという事である。
そもそも、エコロジーというのは、本来の意味は「生態学」を指す。
世間一般では「自然環境を保護し、人間の生活と自然界の共存」という事である。
ちょっと乱暴だが、エコバックを現実的に訳すと
「人間の生活と自然界の共存」するための鞄(袋)である。
はたして、今回はブランドのもつ価値とこのブランドは発信したエコロジーのメッセージは
マッチしていたのであろうか?
もともと高級路線の「アニヤ・ハインドマーチ」がなぜ低価格なバックを出したのだろう?
エコロジー=低価格 なのだろうか?
もっと言うと、人間の生活と自然界の共存は低価格で実現可能なのだろうか?
実際の所、理論上、世の中に低価格でエコロジーなものなどは、皆無である。
何故なら、これだけ文明が発達していまうと共存という意味のエコロジーは
多額の費用がかかってしまうからである。
しかし、世の中にはエコロジーなものは或る意味低価格な事が多い。
この低価格は 低価格=チープの意味である。
要はエコを気にするとチープなものになっていて、世の中がそんなもんだという
認識になっているのが大半だと思う。
まあ、何故そうなのか?をわかりやすく論じているものにであった事がないので
私自身もちゃんと理解できている訳ではない。
そんな現状に高級ブランドが一石を投じるメッセージを伝えてきた。
少なくとも私が知る限りで、この手のブランドがこういう事をするのは
初めてだと思う。
そこで読み手である消費者である庶民が反応した。
まったくもって、勝手な解釈で・・・・
そして、消費者はメッセージを発信し始めた。というより事件がおきた。
ヤ○オクでありえない金額でリセールしてみたり、店舗で買えなかった人達は
保障をしろ!だとか時間をかえせ! 等、少なくともブランドが感じたかったと思われる
手ごたえとは別のメッセージを・・・・
今回の一連の騒動で一番大きく報道された店舗開店前に5,000人の列。
これだけは、どう斜めに見ても「エコ」とはかけ離れてる気がする。
一部のメディアではこれを「エゴ」と表現している所もあるが、そんな簡単な話ではない。
「エコ」と「エゴ」の語呂合わせで表現しているに過ぎない。
並んだ5,000人達は、到底本来の「エコロジー」を意識して並んだ訳ではないだろう。
あのブランドのかわいいバックが2100円で今すぐ手に入る!という流行がベースだと思う。
5,000人も並ぶ情「熱」と文句を大声で叫ぶ「力」はエコロジーとは、かけ離れている。
結局の所、今回の事件は世界的にみれば、極東の小さな島国で起きたちっぽけな
話かもしれない。しかし少なくとも、そんな小さな世界でこのブランドのやった事は
間違いであったと思われる。
今回のこの騒動は、何処をどう切ってみても、何処にも「エコロジー」のエの字も見つけられない。
普段、相手にしている消費者層を相手にエコバックを発売していればよかったのに
一般ピープルという庶民の購買マーケティングと購買心理が全く持って不足していた為に
失敗を招いたと思われる。
ただし、このブランドが本来の意味である「人間の生活と自然界の共存」を目的とした
エコバックを発売したのであれば・・・・の話だが。
要は、本来のブランドの意味を大事にしているEU諸国発の、他のブランド達は絶対にしない事に
チャレンジした行為は認めるが、ブランドとしての「若さ」ゆえの甘さ&過ちだったと評されている
所以だったりするのだろう。。。。。




